パイプ うんちく講座

タバコを喫うほとんどの人が、1度はパイプタバコにあこがれること思います。
しかし、難しい、面倒くさい、似合わないなどの理由でためらっていることでしょう。
パイプタバコには、紙巻タバコにはない芳醇な香りと、優雅で神秘的な味、
そしてパイプの煙をくゆらしている時の不思議な”ゆとり”と”満足感”を楽しむことが出来ます。
パイプタバコはけして特殊なものではありません。似合わないと思わずに、触れてみてはいかがでしょう?

パソコンの前でタバコを燻らせているあなた!
紙巻をせかせかと喫うのは大変ではないですか?1本火をつけて、気が付いたらまた1本つけて。
ほらほら、灰が落ちますよ。
パイプタバコならそんな心配はありません。
詰めるのにひと手間かけたら、パイプを咥えたままゆっくりと呼吸し、時折煙をふかします。
上手くなれば、1度火をつけたら20分、30分と楽しめますので、パソコンの前にいる時の最良のパートナーとなります。
また、紙巻、シガーと比べてかなり経済的な趣味といえるでしょう。
1パウチ(40gが多い)500円〜800円で相当の日数楽しめます。
シガーなら1本1,000円のものでも、1回喫ったら終わりですからね。

パイプ本体は、なにも高いものを買う必要はありません。はじめはオーソドックスで そこそこの価格(1万円前後が理想です)、その楽しみが分かってくるようになるまで回を重ねましょう。
選ぶとき大切なことは、チャンバー径です。19mmは欲しいですね。
人差し指がすっぽり入るぐらいが望ましいと思います。パイプにパイプの葉を詰めるにはコツがいりますが、
指が入らないようでは、上手く詰められません。
タバコの葉は燃焼させると膨らみますが、チャンバーが狭いとゆっくりそして、ふっくらと燃焼してくれません。
上手く詰められないことと重なって、パイプタバコの面白さが分からないということもあります。

パイプの構造と名称


パイプは基本的に、次の5つの部分からなっています。


パイプの代表的な型


パイプの素材いろいろ

ブライヤー・パイプ
学名はエリカ・アーボリア、英語ではホワイト・ヒースと呼ばれるつつじ科の潅木で、主に地中海沿岸の岩場に繁茂するブライヤーの根が材料です。
軽く、堅く、火に強く、磨くと光沢が出る性質があります。パイプ素材としては実用的で、王者といえましょう。
メシャム・パイプ
日本では一般に海泡石と呼ばれている白色の鉱物をボウルとし、琥珀、象牙、樹脂等の吸い口を付けたパイプです。
長い間使っていると、ボウルの色がクリーム色から美しいオレンジ色となり、さらに素晴らしい黒褐色へと変化します。
パイプの女王と呼ばれるゆえんです。
コーン・パイプ
正しくは、コーン・コブ・パイプといいます。
第二次大戦終結後に厚木飛行場に降り立った、マッカーサー元帥が咥えていたのが印象的です。
トウモロコシの軸をボウルに、木の軸と樹脂、竹などを付けたアメリカ特産のパイプです。耐久性に欠けますが、
安価で気軽に吸えます。
チェリー・パイプ
フランス産の野生の桜を原料としており、ボウルは普通、樹皮のついたまま使われます。
桜の木の独特の味、香りがあるので好き嫌いがあります。
キャラバシュ・パイプ
南アフリカ産のひょうたんの一種を使ったパイプです。
ひょうたんを切った中空のものを胴体にし、その上部にメシャムのボウルを挿入して、ひょうたんの曲がった細い部分にエボナイトの吸い口を使ったものです。

ブライヤー・パイプの人気の秘密
色々あるパイプの中でも、ブライヤー・パイプの人気が高いのは、壊れにくい、軽い。
パイプの型は同じでも、素材が材木であることから、暖かみがあり、木目の美しさ、面白さが大きな要因になっているようです。
その木目にはどんなものがあるのでしょうか?

ストレート・グレーン
ボールの頭から底に向けて真っ直ぐに木目が通っている、いわゆる柾目です。この木目が等間隔で真っ直ぐに、しかも微蜜に走っているほど高価です。
フレーム・グレーン ストレート・グレーンの仲間ですが、ストレートより木目がはっきりせず、炎のようにやや流れています。
バーズ・アイ 「鳥の目」のように小さな渦巻き状の木目をいいます。”玉木”、”玉目”ともいいます。

 

クロス・グレーン 一つのパイプにストレートとバーズアイが取り入れられたもので、ハンドメイドパイプに見られる、見事なものです。

ブライヤーの原木から、自分のパイプを削り上げる楽しみもあります。
マウスペース付きの穴開きのものが売っていますので、意外と簡単に出来ます。
自分の好きなデザインで、オリジナルなパイプを作ってみては!


パイプタバコを上手く喫うコツ

タバコを詰めるコツ
まずタバコをよくほぐします。 カットの荒いものは、細かにちぎるのもいいでしょう。

 

何回かに分けて、むらなく均等に詰めます。
少しずつ3〜5回ぐらいに分け、指で押さえながら均等に詰めます。量は、パイプの8分目程度が適当です。

 

ムラ、固さのテストをします。
火を付ける前に、ボールを親指の腹で押え、喫いつき具合をみます。すかすかの時は柔らかいので、さらにタバコを詰めます。反対に空気が来ない時は固く詰め過ぎたので、面倒でもタバコを出してもう一度やり直してください。

 

火をつけるコツ。
火は表面全体にたっぷりつけます。軽く喫いながら、火はボールに対して水平に、ゆっくりと廻すようにしてつけます。

 

タンパーで軽く押さえます。
2〜3服喫いますと、タバコが燃えて盛り上がりますから、タンパーでジワリ、ジワリと全面を軽く押さえます。この時、火が消えそうになったら、もう一度火をつけます。

 

うまく喫うコツ。
パイプはボールの部分を握り、唇ではなく、ビットを噛んで咥えます。
時々、タンバーで押さえます。
吸っている間にタバコが膨れ上がってきますので、タンバーで軽く押さえてください。

 

ユッタリ息をするつもりで。
タバコの火が消えるのを恐れて、あまり強く喫い込みますと、口や喉が荒れますので要注意です。ゆっくり、ゆっくり、かすかにスーッと喫ったり、フーと吹いたりしながら味わってください。
ジュースの出し方
上手く喫っても、ジュージュー音がする時があります。これは、タバコの中の水分が蒸発しながら底に溜まったり、唾液が中に入ったりするもので、吸い口を下にしてトントン叩くか、モールを中に差し込んでください。

ジュースが溜まって喫いづらいという方は、フィルターを使うといいでしょう。
100本入りで、1,300円です。

ピーターソンシステム・パイプ
火皿の下が二段構造になっているのが、お分かりになるでしょうか?ここにジュースを溜めて置けるようになっています。
賛否両論がありますが、ジュースが苦手な方は一度試してみてください。意外に喫い易いですよ。
ただし、価格的には1万円以上の物しかありません。

口でふかすだけで充分
パイプタバコは、煙をのみこまなくてもよい香味にしてありますので、口でふかすだけで充分満足できます。
火は消えてもよい
どうしても初めの頃は、火がすぐに消えてしまいがちです。消えたらまた火をつければいいのです。
パイプは日常の手入れが欠かせません
喫い終わったら、マウスピースは外さずに、口元からモールクリーナーを差込み煙道に着いた水分とカーボンを取る習慣を身に着けましょう。
決してマウスピースを外す必要はありません。
あまりマウスピースを外してばかりいると、ガタが来やすくなります。特にすり合わせのタイプは注意してください。
ボウルは、ひどくなる前にカーボンをコンパニオンなどで取りましょう。
ぼったりと付くカーボンは、パイプの保護に必要ないわゆる本物のカーボンではありません。
本物のカーボンは、薄くそして硬いものです。
あまりにもひどい状態、特にボウルの上側ばかりにカーボンが付いてしまった時などは、専用のリーマーを使いますと、驚く程きれいになります。
美味しくタバコを喫うには、パイプの手入れが不可欠です。

2本目のパイプは、自分にはオーバークウォリティーだと思う程のものを選ぶことをお勧めします
パイプタバコを喫っていると、自分自身もどんどん成長します。それに合わせてタバコのみならず、パイプもいいものが欲しくなるようになります。
いいパイプで喫うと、あたかも自分の喫煙技術が突然良くなったのかと錯覚してしまう程、上手くそして美味しく喫えるものです。
近年、フィルターや特別な機能を持ったパイプが注目されていますが、本当に良いブライヤー製パイプにはその必要はありません。
タンパーで押さえる必要さえないパイプもあります。それぐらいよく出来ているパイプを手に入れてたいものです。
私的見解ですが、ピーターソンシステム風のダボ構造で、すり合わせマウスピースのパイプは避けた方がいいと思います。
この構造のパイプは基本的にダボ内にジュースが溜まるように出来ていますので、喫煙の度にダボ内をふき取る必要があります。ピーターソンシステムはアーミータイプのマウスピースが基本ですから、頻繁に抜き差ししても壊れる心配は少ないですが、すり合わせマウスピースのものは頻繁に抜き差し出来るようには出来ていません。喫い終わったらマウスピースを外さずにモールを通して掃除するだけにとどめて、マウスピースはあまり抜かないことが、すり合わせパイプのパイプを長く使うコツです。

パイプタバコの主な原料葉

黄色葉 甘臭を持ち芳香が高く、甘味・うまみのある香喫味原料です。
火力による乾燥を施し黄色葉の名の通り、黄色ー橙色に仕上げられています。
別名バージニア葉とも呼ばれています。
バレー葉 香料の吸収性が良く、燃焼性に優れた葉タバコです。
チョコレートの様な芳香と、軽快な香喫味が特徴で、空気乾燥により褐色に仕上げられています。
オリエント葉 特有な芳香と緩和な甘味、うまみのある香喫味が特徴です。
空気乾燥により黄緑色ー褐色に仕上げられ、一般に小型葉です。
ラタキア葉 イギリスタイプのミックスチャアには欠かせない葉タバコです。
甘臭を伴ったくん煙具の強い香り、緩和で軽快な甘味が特徴です。
葉を乾燥室に吊るしながら、生木の煙で乾燥付香させた黒色に仕上げられます。いわば、”タバコの薫製”です。
ベリック葉 甘酸臭の香喫味が特徴で、ブレンドの味を引き締める為に使用します。生葉を樽に詰め、圧力を加えて黒色に仕上げられます。いわば、”タバコの漬物”です。
暗色火干葉

ラタキア葉と同じように、薫煙具、焦具などの香りが特徴です。材木を燃やし、煙と熱で乾燥させ、暗褐色に仕上げた葉タバコです。

パイプタバコの製品タイプ

イギリスタイプ 黄色葉が主原料。一般に香料はほとんど用いません。
香りの潔みを増す為に、銘柄によっては、オリエント葉、ラタキア葉、ペリック葉等がブレンドされており、中には、香料を加えた製品もあります。
一般に水分が高く、燃焼が緩慢で煙がクールな半面、火付き、火持ちはあまり良くありません。
コクとうまみがあります。
アメリカタイプ バーレー葉の使用割合が高いのが特徴です。
このバーレー葉は喫味が強いので特殊な処理を加えています。銘柄によってはオリエント葉、暗色火干葉などがブレンドされたものもあります。
一般的に水分は低く、燃焼スピードは速く、煙はホットで火付き・火持ちが良いのが特徴です。また、香料具のきいたまろやかな味です。
ヨーロッパタイプ 主に、黄色葉、バーレー葉、オリエント葉を使用していますが、暗色干葉、ラタキア葉等をブレンドしたものもあります。比較的多量の香料が用いられ、葉タバコと香料のなじみをよくする為、加圧などの処理を加えています。 一般に水分は低く、生地と香料を馴染ませる為、ブレンド、加香後、保存及び圧搾しています。火付き、火持ちも良く、生地と香料が調和された、癖のないソフトなうまみです。

パイプタバコのカット(刻み)

  1. ミックスチュア
    色々な原料葉タバコをそれぞれにカットし、これらをブレンドしたもの。
  2. ブラッグ・カット
    配合した原料葉タバコに強い圧力を加え板状にし、これを種々の形状に刻んだもの。代表的なものには、
  3. ロール・カット(よった刻み)
    原料葉を縄状にしたもので、これを刻んだものには、
  4. その他

マイ・ミックスチュアの楽しさ
洋酒のカクテル、コーヒーのブレンドと同様、パイプタバコも何種類かのタバコを混ぜ合わせて、自分の好みの喫味、香りを楽しむことが出来ます。
ブレンドのやり方としては、

  1. タバコの刻みをミックスする割合に合わせて、量を測り、分けます。
  2. タバコの刻みをより均一にブレンドする為、短い刻みに合わせて長い刻みを切り、ある程度そろえます。
  3. 長さの整った刻みを器の中に広げながら、よく混ぜ合わせます。
  4. 香料を加える場合は、一滴ずつ全体に付け、よく混ぜ合わせてください。
  5. 香料を加えた場合は、密閉容器などに一昼夜程置いていただくと、香料が浸透し、より美味しくなります。
  6. あらかじめ混ぜないで、香りの強い葉を一番上に詰めるという方法もあります。

パイプタバコを楽しむ為の小道具

 
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あなたの健康を損なうおそれがありますので、吸い過ぎに注意しましょう。
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