
| 22-2 2002年 年末限定タバコ |
2003年1月31日号 |
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毎年恒例の、と言ってもこれで2回目であるが、今回も、限定タバコのテイスティングになりました。 「手に入りづらい限定タバコなど、テイスティングするな」と言う声も聞こえてきそうですが、メーカーや製造国の傾向の違い等、参考になる点もあるかと思いますので、ご容赦ください。 で、早速本題ですが、どうやら今回入荷した2002年限定タバコの共通した傾向は、「トップドレッシング」にある様です。 「19-1 ジュースについて」で書いた様に、パイプはフィルター装着型が増えて来ている昨今である事を考えると、欧州のパイプ事情は、ドイツに傾斜気味と言った所なのかもしれません。 |
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マイオウン・ブレンド・クリスマスブレンド デンマーク製 100g入り 4,500円 |
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ブライトヴァージニア、ダークヴァージニア、ブラックキャベンディッシュ、ぺリックのブレンドで、スパンカットが少々混じる。 |
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プランタ ANNO MMV ドイツ製 100g入り 3,500円 |
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缶の表記はフルフレーバーミックチャー。 ブライトヴァージニア、アメリカン・スウィートキャベンディッシュとナッティーなバーレーのブレンド。 ラズベリーのトップドレッシングが絶妙となっている。 外見は昨年の物と一緒であるが、文字の色が違う。 昨年は紺、今年はうぐいす色で、名前も昨年がU、今年がV。 やや安直と言えなくもない。 そして、タバコの香り味わいともに、大きな特長はラズベリー、缶の表記はフランボワーズ、この癖のある特徴的な香りが良く表現されている。 ベースのタバコに関しては昨年とそれ程変りは無いが、ブラックキャベンディシュは使われていないようだ。 色はダークキャベンディッシュといった趣で、味わいもブラックキャベンディッシュのコッテリ系の癖は無く、着香のラズベリーの香りを壊さない様にしているのではないかと感じる。 バーレーの配合はそれ程多くは無い様で、煙のザラツキ感は弱い。 タバコのベースは、甘酸っぱい味わいの強めのヴァージニアで、チャント主張はしている。 しかしそれは、あくまでもラズベリーの酸味側に回っている、又は味わいの土台になっていると言った感じだ 多分、トーンの低い所に位置するラズベリーの独特の癖と、ナッティーと説明書きされている、味わいのトーンが低いバーレーとの相性が良く、ヴァージニアの甘酸味を押さえ込んでいるからなのであろう。 そして、あくまでも私見ではあるが、このタバコを総評すると、ラズベリー独特の香りを生かす為に、ヴァージニアとキャベンディッシュに少々工夫を加え、目立たなくしていると言った所であろう。 しかし、香り立ちの良いラズベリーであるが、この癖のある香りに慣れていない人だと、やや違和感があるかもしれない。 それと言うのも、私も最初、フランボワーズの生チョコを食べた時に、違和感を感じた口だからである。 まあ、裏を返せば、そこまでキチンと香りが表現されているタバコであると言う所であろう。 |
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ピーターソン・スペシャル・リザーブ・リミテッド・エディション・2002 100g入り 3,500円 |
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缶の表記は、漆黒のキャベンディッシュの2通りのカット、3種類のヴァージニア(ファインカットとブロードカット)、豊かなバーレー、キューブカットタバコ、調和の取れたフレイクのトッピングとなっている。 さらに、成熟したフルーツと、独特のタバコの持つ香りを楽しめるとのうたい文句である。 そして、やたら長く仰々しい名前に加え、ヴィンテージ・ミクスチャーの表示で、かなりのこだわりを持って作った事が忍ばれる内容である。 葉組みは、明るい色のヴァージニアにブラックキャベンディシュ、そこに結構な量のフレイクタバコが混じっている、多分2〜3割は入っているのではなかろうか。 ただし、キューブカットのタバコは注意深く探さないとわからない程度である。 ティンノートは最初、甘酸っぱいフルーツ香が目立つが、そこにややクリーミーな感じが混じる。 吸った感じも、ドイツタバコに見受けられる、強めのヴァージニアにフルーツ着香と言った味わいが最初に出てくるが、そこにバニラ様のクリーミーな味わいと、バ−レー由来のタバコの味わいが混じってきて、マイルド感と厚みを付けている様である。 どうもこのタバコ、作りが二重構造になっていると感じる。 アイルランドのピーターソンの詳細に関しては、又、別の機会に譲るとするが、私の見解としてピーターソンは、ベースタバコに熟成バーレー、及びバーレーに準じるケンタッキーの使用をしている所に特長があると考えている。 従って、この限定タバコは、現在の流行であるドイツ的な、強めのフルーツ系着香のヴァージニアと、ブラックキャベンディッシュのタバコに、ピーターソンの特長をブレンドしたと言った所であろう。 味わいは最初の香り立ちにフルーツ系のトップドレッシングが出てきて、次に甘酸っぱい着香ヴァージニアの味わい出てくる。 そしてその後に、ジワジワとクリーミーな趣のバーレーフレイクの味わいが出てくると言った作りになっている。 さらに面白い所は、喫煙の後半に行くに従い、甘酸っぱい味わいが大人しくなって行き、バーレーを中心としたピーターソンらしさが出て来る。 これは、フレイクをあまり崩さずに吸った時の、喫味の変化であるが、わざわざフレイクのままブレンドしている所と、キューブカットのタバコをブレンドした狙いが、この喫味の変化にあるのではないかと邪推する。 さらに言えば、フレイクタバコの崩し方により、自分の好みに合わせて味わいに変化を出せる、そんな所を狙ったタバコではなかろうかと考える。 まあ兎に角、かなりこだわった作りのタバコには違い無い。 |
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