28-3 2003年限定タバコ Part2

2004年3月21日号


レッドローゼス

製造国 ジャーマニー
内容量 100g
価格 \2500
ロバートマッコーネル
 
 

 
今回のタバコでは価格的に一番安く、初体験のロバート・マッコーネルではあるが、バラの花びらが入っているとの事で、少々腰が引けていたタバコである。
しかし買ってしまった以上吸わない訳にもいけないので思い切って開缶する。
缶の裏の表記はジェットブラックキャベンディッシュ、サンイエローヴァージア、バラの花びらのブレンドに、キャラメルのトッピング、開缶時の第一印象は「存在感のある花びら」である。
葉組みの比率は、太めのカットのブラックキャベンディッシュ、枯れてはいるものの所々に赤みを残した花びら、細めのイエローヴァージニアの順番である。
パイプに詰めてみると花びらも、ブラックキャベンディッシュも刻みが大きい。
実際吸った時も、バーレーが入ってないからか煙の立ちがやや弱く、ブラックキャベンディッシュの燃焼も緩慢な感じだ。
ミディアムサイズか、やや大きめなパイプにユッタリ詰め、ユッタリ煙を楽しむのが良いと思う。
タバコの説明が長くなってしまったが、肝心な花びらの事だが、これが思った程気にならない、取りあえず一安心だ。
味わいの第一印象は「何処かで吸った記憶のあるタバコ」
あれやこれやと思いを巡らせた所、アルフレッド・クリスチャン・アンデルセンの、ケンタッキーバードと同じ系統のタバコである。
香、味わいはケンタッキーバードよりやや落ち着いた感じで、派手さは無いものの、何故か妙に旨いタバコである。
その理由を探る為に、ジックリと味わいを確認すると、答えは直ぐに見つかった。
それはキャラメルのトッピング。
これが上手にブラックキャベンディッシュと花びらの味わいをまとめている。
キャラメルの中高域の甘さが、花びらのいやらしさと、ブラックキャベンディッシュのくどさを押さえ込んでいる雰囲気である。
味わいの総評としては、キャラメルの味わいを中心にして、ブラックキャベンディッシュがタバコのベースの部分、花びらが高域の華やかさを演出していて、キャラメル感がより一層強調されていると感じる。
その反面、ヴァージニアのタバコ感はいたって希薄で、タバコとしてはやや物足り無い、肺喫煙にはあまり向かないタバコではないだろうか。
しかし、やや物足りなさを感じる喫味の軽さと、ブラックキャベンディッシュと花びらによって強調されたキャラメルの味わいとがあいまって、キャラメルの旨みが妙に後を引くブレンドに仕上がっている。
キャラメル好きのスモーカーにお勧めしたい一品である。

ANNO MMW
(2003限定タバコ)

製造国 ジャーマニー
内容量 100g
価格 \3500
 
 

 
プランタのANNOシリーズも3回目のテイスティングとなる、外観の大きな違いは、スッキリとした缶のデザイン、少し肩の力が抜けた感はあるが、これも悪くない。
肝心の中身のであるが、缶の表記はローストブラックキャベンディッシュに、南カルフォルニアのバージニアをブレンド、トッピングは、オレンジリキュール。
随分とシンプルなブレンドにオーソドックスな香料である。
中身もスッキリとしたのかな、等と考えながら封を開け、香りと葉組みの確認をする。
第一印象は確かにオレンジリキュールの香りであるが、そこにやや華やかな甘さを感じる、何処かで嗅いだ事のある香りである。
さっそく袋からタバコを取り出して確認する。
少し太めのブラックキャベンディッシュに、粗く千切られた様な明るい色のヴァージニアがバランス良くブレンドされているが、所々に暗い色のブロークンフレイクが混じっている。
そう言えばオレンジリキュールに混じって漂ってくる甘い香りは、ブラックバニラの香りに良く似ている、もしかしたらブラックバニラ フレイクと同等のタバコが少量ブレンドされているのかもしれない。
従ってタバコの味わいも前作に比べて重いと言うか、ベースがシッカリしている趣で、フレーバーに混じってブラックバニラの味わいも出てくる。
ただし、今回のフレーバーがオレンジリキュールなので、香りの想像がし易いのだろう、充分にその特徴は出ている。
しかし、ブロークンフレイクのブレンドは、フレーバーに重点を置いた、今までのANNOシリーズの流れとは少々異なる。
そのブレンドの理由が、オレンジリキュールと言う比較的芸の無いフレーバーな為、アクセントとして加えたものなのか、フレーバー同士の相性が良いので加えたのかは定かではないが、わかり易いフレーバーに加え、シッカリしたタバコ感と、私にとってはこっちの方が好みかもしれない。

マクレーランド CHRISTMAS CHEER
2003年限定品
製造国 アメリカ
内容量 100g
価格  ¥4500
 
 

 
毎年恒例のクリスマスチアー、外国でビネガーと称される、マクレーランドの熟成ヴァージニアを存分に楽しめるタバコである。
前回のテイスティングは2001年物であったが、今回は2003年物に、とある所から入手した2002年物の感想を添えてご案内いたしましょう。

まずは缶に入っている栞の内容からである。
正直な話、2002年2003年ともほぼ同じ文面ではある、しかしブレンドに使われたタバコの記述に関しては若干異なっている。
2001年は1995年に収穫されたタバコを使用、2002年は1996年物、そして何故か2003年に関しては1998年物が使用されている。
さらに読み進めて行くと、2002年はサウス カロライナBoder Beltのオレンジ リーフになっているが、2003年ものは、Old Beltのレッド ヴァージニア リーフと記載されている。
ん〜 ……… 英語は難しい。

次に、今回のタバコの形状であるが、以前吸った2001年物のクリスマスチアーに比べると、キザミが細くなった印象を受ける。
マクレ工場のタバコと言えば、独特の太めのリボンカットが生み出す、ユックリとした燃焼が、香りより旨味を引き出すタバコと言った感想をもっていた。
しかし、2002年、2003年のクリスマスチアーに関しては、普通の太さのフレイクになっている。
記憶が定かではないので、間違っているかもしれないが、2001年物は若干キザミが太かったと思う。
結果的に、キザミの細くなった分、香り立ちがよくなり、燃焼が容易になった。
その肝心の香りであるが、2001年ものに比べると酸味の立ちが強めに感じる。
さらに2002年ものと比較すると、僅かであるが酸味が弱く、草っぽい様なタバコ葉の香りが混じる。
そのせいか、味わいに幅が出来ている。
トーン高い所にあるビネガー風の酸味から,ミディアムな旨味、それよりややトーンの低いタバコ葉の香り。
これらが長期熟成の為一体となり、2002年ものに比べ酸味の立ちは弱いものの、酸味・旨み・タバコ葉の香が、タバコの味わいの高・中・低それぞれのパーツを担当し、重層的で複雑な味わいを醸し出していると感じる。
それに比べ2002年ものは、3品の中では一番酸味が強い反面、中低域が抜けた様な趣になっている。
しかし、それが悪い訳ではない。
2003年ものに比べ、中低域の味わいが弱いと言う事は、それに比例する形で、ビネガー風の中高域の旨みは強めに出てくるのである。
これを、もっとカッコイイ表現に変えてみると、ビネガー風のタバコの旨みが、よりピュアにストレートに出てくるタバコと言う事になるだろうか。
まあ、その分味わいとしては、やや単調で幅が狭い印象になるが、マクレーランドの熟成ヴァージニアに、ビネガー風の旨みを求める人にとっては、ツボに入る味わいだろう。
今回は、クリスマス・チアーを年代別にティスティングして見た訳であるが、基本的な製造方法は同じであるので(たぶんそうだろうと思う)、着香タバコ程は、その味わいに違いが有る訳ではない。
しかも、2002年物は1缶しか入手していないので、出荷された当時どの様な味わいだったのかは知らないのである。
従って、この味わいの違いが、熟成に由来するものなのか、タバコの作柄、及びブレンドによる原材料の違いによるものかは、検証するだけの材料も、能力も持ち合わせてはいない。
栞には、「識別力のあるお客様向け」と言った向きの記述もあるが、その通りなのだろうと納得する他はない。

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